FXで安定的に稼いでいこうとするなら、今後相場が買いと売りどちらに動いていくのか予測する力が必須になります。
当然、100%相場の動きを予測することは不可能ですが、FXでは過去の値動きを分析することで、優位性の高い予測をすることができます。
これが「テクニカル分析」と呼ばれるもので、多くの勝ちトレーダーはこのテクニカル分析でトレードの戦略を立てています。
僕もテクニカル分析をすることで、FXで稼ぐことができています
ただ、テクニカル分析を調べてみるといろいろな理論やインジケーターなどがあり、
結局どれを使って相場分析をすればいいの?
と、混乱してしまうと思います。
そこで今回、FXで安定的に稼ぐために必要なテクニカル分析を7つご紹介します。
僕自身、8年以上のFX歴の中でいろいろな理論やインジケーターを学び使ってきましたが、
正直これ必要なかったな…
というものがたくさんありました。
なので、
というテクニカル分析を厳選して解説していますので、
FX初心者の方はもちろん、FXでなかなか成果を上げられていない方も、ぜひ最後までご覧ください。
いろいろなFXの専門用語が出てきますので、まだFXの基本的な用語について学習していない方は、下の記事を先にご覧ください。
FXで覚えるべきテクニカル分析
FXで覚えるべきテクニカル分析は、次の7つがあります。
- ダウ理論
- マルチタイムフレーム分析(MTF分析)
- ライン(水平線、トレンドライン)
- ローソク足の形状
- チャートパターン
- 移動平均線
- フィボナッチ
それでは、1つずつ解説していきます。
ダウ理論
ダウ平均株価の考案者、チャールズ・ダウが提唱したテクニカル分析の原点とも言われる理論です。
元々は株式市場の理論ですが、為替市場(FX)といった他の市場にもその有効性が認められています。
ダウ理論は6つの基本法則から構成されていますが、6つ全部覚える必要はありません。
FXで勝つために覚えるべき基本法則はたった1つです。
それは、
という法則です。
これは、
一度、上昇または下降トレンドが開始すると、明確に転換するまでトレンドが継続していく
というもので、この考えを元にFXでは順張りでのトレードが勝つための王道の戦略となっています。
上昇トレンドが続く限りは買い方向の目線で、下降トレンドが続く限りは売り方向の目線でトレードを行うというのがFXで安定的に稼いでいく秘訣です。
なお、ダウ理論についての詳細は、こちらの記事をご参照ください。
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)
マルチタイムフレーム分析(MTF分析)とは、1つの時間足だけでなく複数の時間足で相場の方向性を見る分析方法です。
為替相場には、
より上位の時間足の流れに沿って動いていく
という絶対的な法則性があるため、自分がトレードする時間足(短期足)だけでなく、更に上位の時間足(長期足)も見てトレード戦略を立てる必要があります。
例えば、15分足でトレードする際、15分足では下降トレンドだったとしても、
長期足である4時間足を見ると4時間足では上昇トレンドで、
15分足の下降トレンドは4時間足での押し目を付けているだけだった、
ということがあります。
大原則として、
というのが大事になります。
なかなかFXで稼ぐことができない
エントリーした瞬間に価格が逆行していく
という方は、トレードする時間足しか見ていない(MTF分析をしていない)ということがよくあります。
MTF分析は、FXで安定的に稼いでいくために重要な分析方法になります。
なお、マルチタイムフレーム分析(MTF分析)の詳細については、こちらの記事をご参照ください。
ライン(水平線、トレンドライン)
チャート上に現れるローソク足の高値同士と安値同士に線を引くことで、相場の動きを予測することができます。
といいます。
水平線・トレンドラインいずれのラインにも、次の3つの性質があります。
- 同じライン上で反発が起きやすい
- ラインを価格が割ると勢いよくその方向に伸びていきやすい
- 価格を割ったラインが逆方向の反発ラインとして機能しやすい
実際のチャートで見てみると、次のようになります。
この3つの性質を使ってトレード戦略を立てることで、優位性の高いトレードを行うことができます。
なお、水平線やトレンドラインの詳細については、こちらの記事をご参照ください。
ローソク足の形状
一見するとただの棒のようなものに見えますが、実はローソク足1本あるいは複数の形状を見ることで、相場の勢いや転換・継続を予測することができます。
たとえば、ローソク足の実体部分が周囲のローソク足より明らかに大きい陽線の場合、「大陽線」といって買いの勢いが継続しやすい性質があります。
ローソク足の形状は、他のテクニカル分析と組み合わせることで、より優位性の高いトレード戦略を立てることができます。
なお、ローソク足の形状については、こちらの記事をご参照ください。
チャートパターン
チャートパターンとは、トレンドが継続または転換する際に現れる特徴的なチャートの形状のことです。
チャートパターンを覚えておくことで、トレンドの転換や継続を予測するのに役立ちます。
ただ、チャートパターンだけを見てトレードするのは危険で、他のテクニカル分析と組み合わせてトレードする必要があります。
チャートパターンを使っているのになかなか勝てない…
という人は、相場の方向性や上位足の方向性を見ていない
といったことがよくあります
なお、チャートパターンについての詳細は、こちらの記事をご参照ください。
移動平均線
移動平均線は一定期間の値動きの平均値をチャート上に表示するインジケーターのことです。
※色のついた線が移動平均線です
移動平均線は、主に次の3つの使い方ができます。
- トレンドの方向性を把握する
- 相場が反転するポイントを見極める
- エントリーや決済ポイントとして使う
なお、移動平均線についての詳細は、こちらの記事をご参照ください。
フィボナッチ
イタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが発見したフィボナッチ数列をトレードに応用したものです。
フィボナッチにはいくつか種類がありますが、フィボナッチというと一般的に
フィボナッチ・リトレースメント
のことを指します。
フィボナッチの用途としては、
相場の戻りを予測する時
に使います。
フィボナッチを、戻りを予測したいトレンドの起点から終わりに向けて引くと、
自動的に「0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、76.4%、100.0%」といったラインが引かれます。
トレンドは、このフィボナッチの「38.2~61.8%」の間まで戻して、またトレンド方向に伸びていきやすいという性質があります。
実際チャートでフィボナッチを引いてみると、
かなり「38.2~61.8%」が効いていることが分かると思います
FXでは順張りトレードが大事ですが、ただトレンド方向に沿ってトレードするのではなく、トレンドが一時的に戻したところでエントリーする必要があります。
そのトレンドの戻りを予測できるフィボナッチは、非常に有益なテクニカルといえます。
なお、フィボナッチについての詳細は、こちらの記事をご参照ください。
まとめ
FXで安定的に稼ぐために必要なテクニカル分析を7つ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それではこの記事のおさらいをします。
- ダウ理論
⇒「トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する」といった法則を謳った理論 - マルチタイムフレーム分析(MTF分析)
⇒1つの時間足だけでなく、複数の時間足で相場の方向性を見る分析方法 - ライン(水平線、トレンドライン)
⇒チャートに平行もしくは斜めのラインを引いて相場の動きを予測する方法 - ローソク足の形状
⇒ローソク足1本あるいは複数の形状を見ることで、相場の勢いや転換・継続を予測可能 - チャートパターン
⇒トレンドが継続または転換する際に現れる特徴的なチャートの形状のこと - 移動平均線
⇒一定期間の値動きの平均値をチャート上に表示するインジケーターのこと - フィボナッチ
⇒フィボナッチ数列をトレードに応用したもの
最初のうちは、なかなか理解できない部分も多いかと思いますが、焦らず1つ1つ理解していっていただければと思います。
僕自身、今現在は今回紹介したテクニカル分析以外は使っていないので、これらテクニカル分析を使いこなせるようになれば、FXで安定的に稼いでいけるようになります。
今回の記事以外にも、有益な記事を随時発信していきますので、そちらも参考にしつつ一緒に頑張っていきましょう!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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