FXを8年以上やってきて様々なテクニカルを学び、使ってきましたが、その中でも特にオススメなものが「フィボナッチ」になります。
「フィボナッチ」は、その有効性の高さから多くのトレーダーが使っており、FXをやるなら押さえておくべきテクニカルの1つといえます。
ただ、これからFXを始める方やFX初心者の方は、
そもそもフィボナッチって何?
フィボナッチってどう使うの?
といった疑問を持たれると思います。
そこで今回は、「フィボナッチ」について解説していきます。
これを読めば、
- フィボナッチとは何か
- どのような特徴があるのか
- どのように使うのか
- フィボナッチを使う際の注意点は何か
がわかります。
フィボナッチを知らない方、いまいち使い方が分かっていない方は必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
フィボナッチとは
フィボナッチとは、イタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが発見したフィボナッチ数列やフィボナッチ比率をトレードに応用したものです。
フィボナッチにはいくつか種類がありますが、フィボナッチというと一般的に
のことを指します。
他にも「フィボナッチ・アーク」や「フィボナッチ・タイムゾーン」
などありますが、「フィボナッチ・リトレースメント」だけ
覚えておけば十分です
フィボナッチの使い方や特徴
フィボナッチの用途としては、
に使います。
こちらのチャートをご覧ください。
こちらは実際のチャートにフィボナッチを引いた場面です。
フィボナッチを、戻りを予測したいトレンドの起点から終わりに向けて引くと、自動的に
「0%、23.6%、38.2%、50.0%、61.8%、100.0%」
といったフィボナッチ比率のラインが引かれます。
トレンドは、このフィボナッチ比率の「38.2〜61.8%」の間まで戻して、またトレンド方向に伸びていきやすいという特徴があります。
この特徴を利用して、トレンドがどれくらいまで戻すのか予測することができます。
実際にご自身の手で、チャート上でトレンドが発生しているところにフィボナッチを引いてみると、この「38.2~61.8%」がかなり効いていることが実感できると思います。
FXでは順張りトレードが大事ですが、ただトレンド方向に沿ってトレードするのではなく、トレンドが一時的に戻したところでエントリーする必要があります。
そのトレンドの戻りを予測できるフィボナッチは、非常に有益なテクニカルといえます。
フィボナッチの具体的な使用例
ここまで、フィボナッチの使い方や特徴を解説しました。
ただ、中には
もう少し具体的な使い方が知りたい
という方もいらっしゃると思います。
なので、フィボナッチのより具体的な使用例をお伝えしたいと思います。
その使用方法は、
エントリー・利確・損切りを全て予約注文して、あとはほったらかす
という方法です。
こちらのチャートをご覧ください。
このチャートのように、トレンドが戻り始めたらフィボナッチを引き、
- 61.8%の価格でエントリー
- 100%の価格で損切り
- 0%の価格で利確
をそれぞれ予約注文し、あとは利確・損切りされるまで放置します。
この方法は、日中なかなかチャートを見ることが出来ない、といった兼業トレーダーに打ってつけな方法です。
僕も現役の兼業トレーダーですが、
よくフィボナッチを使ってほったらかしのトレードをしています
この記事をご覧になられている方は、兼業でFXをやろうとしている方や、すでに兼業でFXをやっている方も多いと思いますので、この方法を参考にしてみてください。
フィボナッチを使う際の注意点
フィボナッチを使う際には注意点があります。
それは、
他のテクニカルと組み合わせて使うこと
です。
なぜなら、フィボナッチ単体だけだと根拠が弱く、安定的に稼いでいくことが難しいためです。
なので、必ず他のテクニカルと組み合わせて、フィボナッチを使うようにしましょう。
このサイトで解説している他のテクニカル(水平線やトレンドライン、チャートパターンなど)と組み合わせるだけでも、一気に優位性の高いトレードができるようになります。
フィボナッチ比率61.8%ラインで「ピンバー」が出たらエントリー
フィボナッチ比率61.8%付近で転換型チャートパターンが出たらエントリー など
まとめ
今回はフィボナッチについて解説しました。
それでは最後におさらいをします。
- フィボナッチとは、フィボナッチ数列やフィボナッチ比率をトレードに応用したもの
- フィボナッチというと、一般的に「フィボナッチ・リトレースメント」のことを指す
- フィボナッチはトレンドの戻りを予測する時に使う
- トレンドは、フィボナッチ比率の「38.2〜61.8%」の間まで戻して、またトレンド方向に伸びていきやすいという特徴がある
- フィボナッチ比率の価格で予約注文を入れてほったらかすという使い方ができる
- 他のテクニカルと組み合わせてフィボナッチを使う
フィボナッチは実際に僕も使っていて、本当に有効性が高くオススメできるテクニカルです。
今回の記事を参考に、ぜひフィボナッチを活用してみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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