FXで安定的に稼いでいけるようになるために、絶対に必要になる「過去検証」
FXは9割が負けているといわれていますが、その最大の原因が
「過去検証をしていないから」
といっても過言ではありません。
実際、僕はFXを始めて4年間は全く勝つことができなかったのですが、その1番の理由は過去検証をしていなかったからで、逆に過去検証をしっかりやるようになってから、7ヶ月で専業トレーダーになることができました。
この経験からも、
FXで勝てるようになりたいなら絶対に過去検証をした方がいい
と断言できるのですが、
これからFXを始める方や初心者の方は、
過去検証って何なの?
なんでそこまで必要なの?
などといった疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
そこで今回、過去検証について徹底的に解説していきたいと思います。
これを読めば、
- 過去検証とは何なのか
- なぜ過去検証が必要なのか
- 過去検証のやり方
- 過去検証のコツや注意点
がわかります。
FXで勝ちトレーダーになるために重要な内容になりますので、ぜひ最後までご覧ください。
過去検証とは?
過去検証とは、自分が使うトレード手法を過去チャートや検証ソフトなどを使って検証することです。
野球などのスポーツで例えるなら「キャッチボールや素振りなどの基礎練習」が、この過去検証に当てはまります。
FXで安定的に稼いでいる勝ちトレーダーは、この過去検証(練習)を徹底的に行っています。
過去検証が必要な理由
では、なぜ過去検証が必要なのでしょうか?
その理由は大きく3つあります。
- 使う手法が実際に勝てるか調べるため
- 使う手法のパターンやコツを見つけるため
- 使う手法を身につけるため
それぞれ解説していきます。
使う手法が実際に勝てるか調べるため
FXをやる多くの人が、初めはSNSやFX商材などで紹介されている手法を使ってトレードをしていくと思います。
紹介されている手法の中には、
「勝率90%以上!」
「1ヶ月で資金を●倍に!」
などといった輝かしい実績をうたっていたりして、
これを使えば勝てそう!
と考えて、その手法を使う人が多いと思います。
ただ、こうした勝率や過去実績は基本的に信用しない方がいいです。
僕はFX歴8年以上の中でいろんな手法に触れてきましたが、うたわれている実績とあまりにかけ離れた成績にしかならない手法は山のようにありました。
「勝率90%以上といっていたけど、実際検証したら4割もなかった」
なんてことはザラにありました。
もはやこれ詐欺なんじゃないか…
というものもありましたね
なので、その手法が本当に勝てるものなのかどうかは、自分の手で過去検証してみなければわかりません。
SNSやFX商材などに記載されている実績を鵜吞みにして、勝てもしない手法を使い続けていては、FXで稼ぐどころか永遠にお金を溶かし続けます。
必ず自分の手で検証して、使う手法が勝てるものなのかどうか調べましょう。
手法のパターンやコツを見つけるため
SNSやFX商材などで紹介されている手法には、解説されていないパターンやコツがあったりします。
紹介者にとってごく当たり前のことだったため詳しく解説されていなかったり、自分で検証してみて気づくコツもあったりします。
こうした自分で過去検証して見つけたパターンやコツを手法に組み込むことで、より手法の精度を上げることができます。
使う手法を身につけるため
過去検証が必要な最大の理由が、この
使う手法を身につけるため
です。
非常に多くの人が、SNSやFX商材などで知った手法を、ほとんど検証もせずにいきなり使ってリアルトレードします。
そして負けて資金を溶かし、
この手法全然使えないじゃないか!
他にいい手法がないか探そう
といって、聖杯探しの旅に出ます。
ただ、こういう人が本当に勝てる手法に出会えたとしても、絶対に勝てるようになることはありません。
なぜなら、練習(過去検証)しなければ、手法は使いこなせるようにならないからです。
当たり前ですが、手法を知っているだけでは勝てるようになりません。
その手法を何度も何度も使ってトレードすることで手法が身につき、ルール通りのトレードができるようになっていきます。
FXもスポーツと同じで練習しなければ上達しませんし、
当然練習しなければいつまで経ってもその手法が身につきません
ただ、手法を身につけるためにリアルトレードをしていては、手法を身につける前にお金を溶かしてしまうかもしれません。
なので、お金を溶かすリスクが一切ない過去検証で手法を身につける練習をするのが1番なのです。
またリアルトレードでは、1時間待ってようやく1時間足が1本完成するので、手法を身につけるまでの経験を積むのに、膨大な時間がかかってしまいます。
その分、過去チャートを使って練習する過去検証は、ローソク足の完成を待たずに何度も練習ができるので、圧倒的に早く経験を積むことができます。
ここまでの話を聞いても、
とはいえ過去検証とかめんどくさいな~
と思う人が大半だと思います。
その気持ちはわかります。
僕もめんどくさくて、最初の4年間はほとんど過去検証をしませんでした。
でも、だからFXは9割が勝てていないんです。
多くの人がめんどくさがって過去検証(練習)をろくにせず、勝つための手法を身につけていない状態でトレードするから、負けてしまうんです。
最短で勝ちトレーダーになるためには、いかに早く過去検証に取り組むかにかかっているといっても過言ではありません。
早く勝てるトレーダーになりたいのであれば、過去検証をしましょう。
過去検証のやり方
過去検証のやり方は難しくありません。
- 過去のチャート(MT4など)を開く
- 手法どおりにエントリーと決済をやってみる
- その結果を確認する
これをひたすら実践していきます。
また、どれくらい過去検証をすればいいのかというと、
になります。
とはいえ、これだとあまり目安にならないかもしれませんので、
まずは1つの通貨ペアで「1年分あるいは100トレード分」目指してやってみましょう。
そして、
まだ不安だな…
と思う場合は、また1年分あるいは100トレード分やってみる、という風に繰り返していき、自信を持ってトレードできるようになったら、次のステップ(デモトレード)にいきましょう。
過去検証のコツや注意点
過去検証にはいくつかコツや注意点があります。
- データを取る
- 何度もやる
- 少しずつやる
- 検証ソフトを使う
それぞれ解説していきます。
データを取る
過去検証をやる理由の1つが、「使う手法が実際に勝てるか調べるため」でした。
なので、過去検証をしたデータを取って、勝てる手法か確認する必要があります。
データとしては、次の項目を記録しましょう。
- エントリーと決済の日時
- エントリー・決済・損切り時のレート
- トレード結果(勝ち・負け)
- 獲得pips(損切り時はマイナス)
- 損益比(勝ちトレードの場合)
- 気付き・反省点
- トレード時のチャート画像
そして、上のデータを元に次の項目を算出しましょう。
- 勝ちトレードと負けトレードの各総数
- 勝率(勝ちトレード数÷(トレード総数)×100)
- 総利益と総損失
- PF(総利益と総損失の比率)
これで、その手法が勝てるものか、勝率やどれくらい利益を見込めるものなのかがわかります。
何度もやる
過去検証は何度もやりましょう。
過去検証は1度だけでなく、何度もやることで手法を身につけることができます。
また、同じチャートで何でもやることも大事です。
一見、
意味あるの?
と思うかもしれませんが、
ということを確認するため、同じチャートで繰り返し検証することは意味があります。
1回目ではトレードできていたのに2回目ではスルーしてしまっていた、
ということは案外あったりするので、同じチャートで繰り返し検証しましょう。
少しずつやる
過去検証をやるにしても、いきなり1通貨ペアを1年分あるいは100トレード分一気に検証するのは難しい場合もあると思います。
そういう場合は、
1日1ヶ月分ずつやろう
1日10トレード分ずつやろう
という風に決めて、少しずつ検証することをおすすめします。
過去検証は習慣化することが大事なので、まずは無理のない目標を決めて取り組みましょう。
検証ソフトを使う
過去検証はMT4などの過去チャートでやることも可能ですが、最短でトレードスキルを身につけたいなら検証ソフトを使うことを強く推奨します。
というのも、過去チャートは動きが止まっていたり、既に先のローソク足が見えてしまっていたりするので、正しく過去検証ができなかったり、あまり実践に近い練習ができないからです。
その点、検証ソフトは先のローソク足がない状態で、実際のチャート動きを再現して検証ができるので、実践とほぼ同じ形でトレードスキルを磨くことができます。
また、過去検証データを自動的に集計してくれるので、データ集計の手間も省けます。
早く勝ちトレーダーになりたい方は、先行投資だと思って検証ソフトを使ってみることをおすすめします。
まとめ
FXの過去検証について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
それでは、最後におさらいをします。
- 過去検証とは自分が使うトレード手法を過去チャートや検証ソフトなどを使って検証すること
- 過去検証が必要な理由は次の3つ
①使う手法が実際に勝てるか調べるため
②使う手法のパターンやコツを見つけるため
③使う手法を身につけるため - 過去検証のやり方は次の通り
①過去のチャート(MT4など)を開く
②手法どおりにエントリーと決済をやってみる
③その結果を確認する - 過去検証のコツや注意点は次の4つ
①データを取る
②何度もやる
③少しずつやる
④検証ソフトを使う
過去検証は、地味でめんどくさい作業なので多くの人が避けてしまいますが、過去検証しない限りは勝てるようになるまでかなり遠回りをしてしまいます。
冒頭でもお伝えした通り、僕はFXを始めて4年間は全く勝つことができなかったのですが、過去検証をやるようになってから、7ヶ月で専業トレーダーになることができました。
FXで勝てるようになって真っ先に思ったのは、
「めんどくさがらず早く過去検証をやっておけばよかった」
という後悔でした。
この記事を見てくださっているあなたには、こういう後悔をして欲しくありません。
今回の記事を参考に、ぜひ過去検証をしてみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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