FXで安定的に稼いでいけるようになるために、やるべきことはいくつかありますが、その中の1つとして「トレードノートを付ける」ことが挙げられます。
僕自身、トレードノートを付けるようにしたことで、劇的にトレードスキルが向上していき、勝てるトレーダーになることができました。
それくらい重要なトレードノートですが、これからFXを始める方や初心者の方は、
そもそもトレードノートって何なの?
何を付ければいいの?
などといった疑問を持たれるかと思います。
そこで今回、トレードノートについて詳しく解説していきたいと思います。
これを読めば、
- トレードノートとは何なのか
- なぜトレードノートが重要なのか
- どのようにトレードノートを付ければいいのか
- トレードノートで注意しないといけないことは何か
がわかります。
トレードノートは勝てるトレーダーになるために重要な要素になるので、ぜひ最後までご覧ください。
トレードノートとは
トレードノートとは、自分がトレードした時の記録のことで、「トレード日記」「トレード記録」などと呼ばれたりもします。
勉強など、何か知識やスキルを身につけるためには「復習が大事」といわれたりしますが、トレードノートを付けることがFXにおける復習になります。
早く勝てるトレーダーになるためにも復習は大事で、トレードノートを付けることがFXを上達させる鍵になります。
トレードノートが重要な理由
トレードノートは「復習」になるから大事というお話をしましたが、それ以外にもトレードノートが重要な理由があります。
- 同じミスを無くすため
- 勝ちパターンや負けパターンを見つけるため
- 無駄なトレードの抑止力になるため
それぞれ解説していきます。
同じミスを無くすため
大前提として、人間は忘れる生き物です。
たとえば、仕事やプライベートなどでミスをしてしまっても、時間が経つにつれてそのミスも忘れていきます。
FXに関しても同じで、何かトレードでミスをして
うわ!やってしまった!
次から気をつけなきゃ
と思っていても、時間と共にその失敗を忘れて、また同じミスをやってしまうということがあります。
そうならないためにも、トレードノートにそのミスを記録しておき、定期的に振り返ることで同じミスをしないようにすることができます。
勝ちや負けのパターンを見つけるため
トレードノートを付けていくと、どういうところで勝ちやすいのか、どういう負けが多いのかなど、勝ち負けそれぞれの共通点が見えてくるようになります。
その共通点を次からのトレードに活かすことで、トレードの精度を上げることができます。
具体的には、
といった感じです。
他にも、
自分はこういうことをやってしまって負けを増やしているな
ということも見えるようになり、その負ける原因をつぶすことで無駄な負けトレードが減って、勝率や利益率を上げることができます。
ちなみに、僕がよくやっていた負けパターンとしては、
- 値ごろ感でトレード
- エントリーポイントが来る前に先走ってエントリー
- 負けを取り戻そうとした根拠のないリベンジトレード
この3つで、こうした負けパターンも、トレードノートに記録して振り返ることで客観的に見ることができ、
こんなことやっていては勝ちトレーダーになれないな・・・
と反省し、そうした負けパターンのトレードをしないようにすることができました。
無駄な負けトレードの抑止力になるため
FXでほとんどのトレーダーがやってしまう失敗として、
ルールを無視したトレードをして負けを増やしてしまう
というものがあります。
これは、「ポジポジ病」といわれている常にポジションを持ちたくなる心理状態によるもので、本当に多くのトレーダーがポジポジ病にかかって無駄に負けトレードを増やしてしまいます。
僕もこのポジポジ病にかかって苦労しました
このポジポジ病の対処方法として、絶大な効果を発揮するのがトレードノートになります。
どういうことかというと、
正直、トレードノートを付けるのは地味でめんどくさいので、できるだけトレードノートを付ける頻度は少ない方がいいというのが、本音だと思います。
なので、毎回のトレードを絶対記録しないといけないとなったら、
感情に任せたトレードや根拠のないトレードはしないでおこう
となって、無駄なトレードが減っていく、つまりポジポジ病が治っていくようになります。
また、もしポジポジ病が発症してトレードをしそうになったら、ポジポジ病で負けた時のトレードノートを見返すことで、
何でこんなところでトレードしてしまったんだろう
という負けた時の後悔の感情を思い出してトレードを留めることができます。
このようにして、トレードノートは無駄なトレードの抑止力になります。
トレードノートの付け方
ここからは具体的なトレードノートの付け方について解説していきます。
トレードノートを付けるにあたって必要になるのが、
- 何に記録するのか
- 記録する内容
この2点になりますので、それぞれ解説していきます。
何に記録するのか
トレードノートを付ける媒体は、記録を付けられさえすれば正直なんでもOKです。
手書きの手帳やノートに記録している方もいれば、パソコンのテキストファイルやWordファイル、Excelに記録している方もいます。
僕個人としては、
この2点の理由から、パソコンのExcelにトレードノートを付けています。
ただ、Excelは有料ソフトで持っていないという方もいると思いますので、そういった方はGoogleアカウントがあれば無料で使えるスプレッドシート(ほぼExcelのようなもの)も候補に入れてみてもよいと思います。
記録する内容
トレードノートを付ける際は、次の項目を記録しましょう。
- 通貨ペア
- エントリーと決済の日時
- エントリー・決済・損切り時のレート
- トレード根拠(なぜそこでエントリー・利確・損切りしたのか)
- トレード結果(勝ち・負け)
- 獲得pips(損切り時はマイナス)
- 損益比(勝ちトレードの場合)
- 気付き・反省点
- トレード時のチャート画像
特に大事なのが、「トレード時のチャート画像」になります。
僕は最初「トレード時のチャート画像」を記録しておらず、数字と文字だけのトレードノートを付けていたのですが、あとから見返したときに
これってどんなチャートの時だったんだっけ?
と思うことが度々あり、いまいちトレードノートの効果が実感できませんでした。
ただ、毎回「トレード時のチャート画像」も記録するようになってからは、視覚的にもその時のトレード状況が見えるようになり、劇的にトレードノートの効果を実感できるようになりました。
なので、トレードノートには必ず「トレード時のチャート画像」を入れるようにしましょう。
トレードノートにおける注意点
トレードノートに関しては、いくつか注意点があります。
- 習慣にする
- 必ず定期的に振り返る
それぞれ解説していきます。
習慣にする
トレードノートは習慣にすることが大事です。
トレードノートを付けることは割と大変なので、多くのトレーダーがやりませんが、勝ちトレーダーは当たり前のようにトレードノートを付けています。
なので、トレードノートを付ける習慣を身につけることで、勝ちトレーダーに近づくことができます。
トレードノートを習慣にするコツは、トレードノートを付けるタイミングを決めることです。
- トレードした翌日にトレードノートを付ける
- 土曜日にまとめてその週のトレードノートを付ける
などといったように、トレードノートを付けるタイミングを決めておくと、トレードノートを習慣にしやすくなります。
必ず定期的に振り返る
トレードノートは付けて終わりではありません。
先ほど、人間は忘れる生き物といったお話をしましたが、トレードノートを見て定期的に振り返りをしなければ、
- また同じミスをしてしまう
- 勝ちパターンや負けパターンを忘れてしまう
といったように、せっかくのトレードノートが台無しになってしまいます。
なので、
- 週末にトレードノートを見てその週のトレードを振り返る
- 月末にトレードノートを見てその月のトレードを振り返る
などのように振り返るタイミングを決めて、必ず定期的に振り返りをするようにしましょう。
まとめ
FXのトレードノートについて解説してきました。
それでは、最後におさらいをします。
- トレードノートとは自分がトレードした時の記録のこと
- トレードノートが重要な理由は次の3つ
①同じミスを無くすため
②勝ちや負けのパターンを見つけるため
③無駄なトレードの抑止力になるため - トレードノートは記録できれば何に記録してもいい
- 記録する内容は次のとおり
通貨ペア
エントリーと決済の日時
エントリー・決済・損切り時のレート
トレード根拠(なぜそこでエントリー・利確・損切りしたのか)
トレード結果(勝ち・負け)
獲得pips(損切り時はマイナス)
損益比(勝ちトレードの場合)
気付き・反省点
トレード時のチャート画像
※特にトレード時のチャート画像が大事 - トレードノートにおける注意点は次の2つ
①習慣にする
②必ず定期的に振り返る
トレードノートは地味でめんどくさいですが、FXはこうした地味でめんどくさいことを地道にやることが上達の近道です。
今回の記事を参考に、トレードノートを付けていきましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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